51歳で脱サラした男の末路1〜独立・脱サラは夢物語なのか?!

30年近く会社員として勤めていた
50代のわたしが
(若い頃転職は2回して直近職が勤続25年)

個人事業主として働く、
いわゆる「脱サラ」をしたのですが、、、

その末路は如何に?

理解できない?優良企業を何故やめる

前職に対し特別大きな不満は
ありませんでした。

会社の財務体質は超良好で
2023年度の業績も過去最高売上、過去最高収益を叩き出し
規模で言えば大企業と言って良い安定企業。

いま思えば昔はブラックなところもありましたが
時代とともに会社も変化してきたので

会社に対しても仕事に対しても
「もう、ムリ!限界〜!」というような
感情はありませんでした。

否、もちろん細かな不満やストレスは
ありましたし
過去にも辞めたいと思ったことは何度かありました。

ただ、そういった事は言えば切りがないし、
会社員であれば、どんな人にも
多かれ少なかれ何かしらの不満はありますよね。

収入面では給与は高くないももの
年齢、立場(役職)を考えれば
まあ平均的で、余裕はないけど
不自由でもない感じです。

一般的に考えるとそんな良い会社を
辞める理由は思い当たらないですよね。

では何故そんな会社を辞めたの?

わたしにも訪れた思秋期

40代50代に訪れると言われる
いわゆる「思秋期」がわたしにも訪れました。

「俺はこのままでいいのだろうか?」

「毎日の仕事が何となくつまらない。」

年齢やキャリアを積むにつれ
ご多分にもれず管理する側へと
シフトしていきます。

作業は人に任せて
効率よく仕事を回すことが求められ
自らが作業出来ないもどかしさ。
デザイン制作の部門であったから
余計に・・・です。

会社の構造上、当然のことだし
頭ではわかっているつもりですが
プレーヤー主義のわたしとしては

悶々とした日々を過ごしていましたね。

50歳になった時点でも
長い目で見て、まだあと15年働くとなると
今のままの仕事ではこの先の
ビジョンが見えてきませんでした。

もちろんビジョンは
自らが描くものでありますし
置かれた立場や環境の中で
やるべきことや、目指すものは
探せばいくらでもあるはずです。

ですが50歳を目の前にした頃から
どうしてもわたしには先の道筋を
描くことが出来ませんでした。

シンプルに生きたい・働きたい

仕事は歳をとっても続けていきたい

(60歳以降もローン返済が残っているので
・・・という理由もあるw)

と思っていたのですが

先述のように
今の仕事のままだとこれから先の
ビジョンが描けなかった訳です。

60歳になって再就職・再雇用?
収入が激減したらどうなる?
その時点で、わたしに何が出来る?
やれる仕事があるのか?選べるのか?

あまり良い答えは浮かんできません。

語弊があるかもしれませんが
頑張っても、頑張らなくても
定期的な安定収入があるのが
会社員の最大のメリット。

仕事で結果を出し評価されれば
収入が上がるかもしれませんが
その頑張りが絶対的に
評価や収入に直結しないのも会社員。

会社の業績、部や課の評価によって
相対的に決まる自分の評価や収入。

良い面も悪い面もありますが、

シンプルではないですよね。

「もう頑張っても仕方ない」「このままで良し」と
当たり障りなく無難に仕事をこなしていこうと
サラリーマン脳に陥っていきます。

コントロール出来ない事が多すぎ〜

自分自身が努力しようとも
どうしてもコントロール出来ない事があり、
それが多ければ多いほど
ストレスが増加します。
コントロール感がない中間管理職

そんな中、人生の後半戦で
シンプルでストレスの少ない
生活(仕事)を求めるのは
ごく自然な感情ではないでしょうか。

やりたいこと、好きなこと
ワクワクすることを今のうちに仕事にして

頑張れば稼げる、
やらなければ収入が減る

だからこそ厳しく
簡単な事ではありませんが

とてもシンプルです!

趣味が育てたマインド

もう一つ
わたしに自信を持たせてくれて
背中を押してくれたものがあります。

それは趣味の自転車(シクロクロス)です。
↓興味のある方はぜひご覧ください。
(ブログリンク)シクロクロスでGoodな人生を!

何の経験もない知識ゼロのおっさんが
その魅力にのめり込み
マスターズ最上位カテゴリーまで
上り詰めた経験は、

わたしの人生の中でも
大きな自信につながっています。
※最上位カテゴリーはレベルが高すぎて
くじけましたけど(泣)、、、

安定収入の上で成り立った趣味で
生活のかかったキャリアチェンジとは
次元が違うだろ!

と言われてしまえばそれまでですが

知識も経験もない中年男性が
ワクワクする事に挑戦する!

好きなことであれば頑張れるし
結果がついてくる。

そのマインドはこのキャリアチェンジにも
通ずるものがあるはずです。

問題はシンプルに生活するための
手段(仕事)があるのか?
もしくは見つかるか!

ですよね。

庭木の手入れなんかやってられるか〜!

それは必然なのか、たまたまなのか
「ある事」がきっかけに流れが動き始めます。

そのある事とは「庭木の手入れ」です。

わたしの実家には、そこそこ広い庭があり
多くの木々が植えられています。

毎日のように手入れをしていた
親父と祖母が立て続けに亡くなって
その実家を相続したわたしが
当然手入れをしなくてはなりません。

わたしは結婚して実家を出ていたので
一人で暮らす母親の手伝いや庭木の手入れで
月1回程度実家に帰ります。

が、その時ハマりにハマっていたのが

先に話した
自転車(ロードバイク・シクロクロス)です。
↓興味のある方はぜひご覧ください。
シクロクロスでGoodな人生を!

土・日の休日はとにかく自転車に乗りたくて
頭の中は自転車一色です。

ですから最初は実家に帰って庭仕事をすることが
嫌で嫌でたまりませんでした。(子どもかw)

素人の母親がわたしに指示を出します。
「あの木が伸びているので短く切って」

そして素人のわたしが考えなしに
ただただ伸びた枝を刈込鋏で
バチンバチンと切るだけの作業。

本当に切っていいのか?
どこをどうやって切ればいいのか?

樹木のことなんかよくわからないから
もうテキトーです。

今思えば手入れでもなんでもない
蛮行です。

やりたいこと、ワクワクすることが出来ちまった!

これを読んでいる意識が高いあなたなら
わかりますよね。

「嫌々やる行為がどんなに時間を無駄にしているか!」ということ。

流石にわたしも
「嫌々やる自分自身」に嫌気が差し
途中で考えを改めます。

どうせやらなくてはいけないのなら
しっかりと庭木の知識を身に着け
素人の母親に指示されるのではなく
自分の意志を持って切る、もしくは切らない。

剪定や樹木に関するハウツー本を
買って読んだりネットで調べたり
スマホアプリの「PicyureThis」を
ダウンロードしたり
(リンク)「PicyureThis」

自分なりに知識をつけ、実践していきます。

するとどうでしょうw

植物や庭木の手入れの奥深さを痛感します。

時間を忘れて手入れに夢中になります。

今まで眼に入っていても見えていなかった
街路樹やマンションの植栽、一般家庭の庭木が
気になり出します。
カラーバス効果ってやつですね。

カラーバス効果とは、特定の物事を意識し始めると、その物事に関する情報が無意識に集まるようになる心理学効果によって起こる現象です。

Google生成AI

始めは趣味のレベルで作業しているのですが、
次第に次のステージを考え始めます。

このワクワクして夢中になれる
庭木の手入れを仕事に出来ないか?! と。

日が昇れば仕事を始め
日が落ちれば仕事が終わる。

依頼をするお客さんはいるものの
相たいするのは自然物。

「シンプルに生きたい」と先に述べましたが

実はこれ反対で

ワクワク出来る(仕事に出来そうな)ものが見つかった・・・
それが「シンプルなもの」だったというのが正解です。

このワクワク感がなかったらキャリアチェンジなんて
考えもしなかったかもしれません。

そして、わたしなりにも色々考えます。

進化するテクノロジーやDXの推進などで
不要な職種にならないかという将来性は?

少子高齢化社会の中で
需要と供給のバランスはどうなの?

40代50代の年齢という条件を含め、
いわゆる肉体労働をやっていけるのか?

ただこの先65歳まで
バリバリ働くとして15年ほど、
70歳あたり迄仕事が出来たとして
あと20年弱

まだまだ身体の動くうちに
「やるならいましかねぇ」って
言う訳ですw

小難しいことも考えましたが
一番重要になってくるのは

50過ぎたおっさんが実務経験が無い職種で
生活をしていけるか!ということです。



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